新型インフルエンザ
■鳥インフルエンザインフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスには様々な種類があり、 自然界においてヒト以外の動物、特にカモ、アヒルなどの水鳥を中心とした鳥類に感染しています。
インフルエンザウイルスが感染している鳥類の多くは症状はありませんが、他の鳥類に感染して症状が出た場合、 それを鳥インフルエンザといいます。また、鳥インフルエンザのなかでも、 鳥類が死亡してしまう重篤な症状をきたすものを高病原性鳥インフルエンザといいます。
■新型インフルエンザとは
毎年冬の時期に流行するインフルエンザの場合は38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、 あわせて普通のかぜと同様の、のどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。
さらに、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、 重症化することがあるのもインフルエンザの特徴です。
新型インフルエンザウイルスは、特に鳥類のインフルエンザウイルスが人に感染し、 人の体内で増えることができるように変化したウイルスによる疾患のことをいいます。
■パンデミックが発生する危険性
現代の社会は、人口の増加や都市への人口集中、飛行機などの高速大量交通機関の発達などから、 短期間に地球全体にまん延すると考えられます。
新型インフルエンザウィルスは、未知のウイルスであり、ほとんどのヒトは免疫を持っていませんので、 容易に人から人へ感染して世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性があります。
<< WHO声明 |パンデミックの状況 >>